d-24 : 非日常的なエンタメ志向

非日常的なエンタメ志向とは?

日常生活から大きく離れた、特別で刺激的な体験やエンターテインメントを求める傾向が強まる。XR、AI、BMI(Brain Machine Interface)などのテクノロジーの進化により、あらゆる感覚を含む高度な没入型の体験が可能となる。ストレス解消や創造性刺激などのメリットがある一方で、現実逃避やデジタル依存のリスクも伴う。「リアル」の価値が問い直され、物理的な実体験の希少性が高まる可能性もある。

予想される未来社会の変化

  1. 日常生活のデジタル化・効率化が進む反動で、強い実体験や感動を伴う「特別な体験」への欲求が高まり、没入型・体験型エンターテインメントが主流となる
  2. リアルとバーチャルを組み合わせたハイブリッドな体験が一般化し、メタバースやARを活用した新しい形のライブ・イベント体験が標準となる
  3. エンターテインメントの個別化・パーソナライズ化が進み、個人の趣向や心理状態に合わせた最適な非日常体験が提供される

トレンド

都市型バケーションレンタル

出典:PR TIMES【最新の都市型民泊】天王寺駅徒歩4分「eni.suite tennoji」が待望のオープン!大人気の都市型バケーションレンタル誕生!【プライベートサウナ付】

BOAとLDKプロジェクトは、天王寺にハイグレードな民泊施設「eni.suite tennoji」をグランドオープン。この施設の特徴は、大阪の宿泊施設としては珍しいプライベートサウナの設置。特に水回りの導線に工夫がされており、浴室から直接バルコニーに出ることができる。バルコニーには竹細工が施されており、サウナの後にはチェアに座って和を感じることができる外気浴が楽しめる。

全体のインテリアは白を基調としたモノトーン調で統一され、ラグジュアリーな空間が広がっており、都会にいながらリゾート気分を味わえるような設計となっている。ダイニングエリアには大きな吹き抜けと螺旋階段があり、天窓からの光が心地よく降り注ぐ。リビングダイニングは約35㎡と広々しており、大きなダイニングテーブルやソファ、対面キッチンが揃い、最大16名まで宿泊可能。さまざまな生活スタイルに対応するため、家電や調理器具、カトラリーも充実している。

この施設は、地下鉄御堂筋線天王寺駅から徒歩4分、JR天王寺駅から徒歩7分の好立地にあり、近隣には通天閣やてんしば、天王寺動物園などの観光名所が多数存在。旅行者にとって非常に魅力的なロケーションとなっている。

夜パフェ

出典:PR TIMES「“夜パフェ”が一過性のブームで終わらない理由」

札幌・すすきの発祥のお酒を飲んだ後のシメとしてパフェを食べる“シメパフェ文化”がプチ贅沢を味わえるものとして全国的に広がりを見せ、「夜パフェ」が一過性のブームではなく“文化”として定着しつつある。

2015年7月に夜パフェ発祥の店となる「夜パフェ専門店 Parfaiteria PaL」が札幌にオープンして以降、東京、福岡、大阪と主要都市に同社の夜パフェ専門店が出店すると同時にメディアでも多く取り上げられ、夜パフェ文化が徐々に全国にも波及していった。

コロナ禍となる2020年4月以降、人気度は一時的な下降を見せながらも同社が新店舗を出店する都度回復し、2022年以降は右肩上がりに伸びている。芸術的なクオリティの高さと味や素材への強いこだわりが、長期に渡って顧客の心を掴んで離さない大きな理由の1つとなっており客層も女性のみならず男性にも広がりを見せており、ファン層の裾野は拡大傾向にある。

ほぼ毎月、各店舗から様々なコンセプトの新商品がリリースされる。どれも旬の素材に拘り、手の込んだ装飾が施された逸品ばかりで、常に顧客に新しい驚きと発見を与え続ける同社独自の仕掛けがSNSでの反響を増幅させ、持続的な波及効果を生んでいる。

新感覚ハイブリッドエンタメ施設「Little Universe OKINAWA」

出典:PR TIMES『新感覚ハイブリッドエンタメ施設「Little Universe OKINAWA」オープン』

リトルユニバースは2024年4月29日(月)に沖縄県豊見城市のイーアス沖縄豊崎内に「Little Universe OKINAWA」をオープン。この施設はデジタル空間演出、ミニチュア、ARなどの最新テクノロジーを融合させた新感覚のハイブリッドエンターテインメント施設であり、「小さな世界:Little Universe」が無限に広がるテーマパーク。

訪れた人々は、日常の世界から非日常の世界へと誘う魔法の通路『∞トンネル』を通り抜け、鏡と光が織りなす幻想的な空間に出会う。この空間の先には18世紀の琉球王朝や1980年代の東京など、様々なミニチュアが展示されており、特に『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の「第3村」を1/80スケールで再現したものも見ることができる。

また、ミニチュアエリアの一部では、ARなどの最先端技術を利用した新感覚のコンテンツが用意されており、『3Dフォトスタジオ』で作成したマイアバターを使ってミニチュアの世界で自由に動き回る体験が可能。さらに、スマートフォンを通じてミニチュア世界に花火を打ち上げることもできる。

デジタル空間演出として、沖縄を360°のプロジェクションマッピングで体感できる『RYU-KYU Universe』や、クリスタルと鏡が織りなす映像作品『THE Kaleidoscope』、芝生エリアで上映される立体プロジェクションマッピング「沖縄世界交響曲」など、多様なコンテンツも新たに設置されている。


•近年、イベントの非日常性が増している。SNSでの話題の共有に楽しみを見出す一
方で、非日常感あふれる体験に需要が生まれている

•バブル期にブレイクした、ディスコイベントやファッションが再び人気となってい
る。ド派手でゴージャスなビジュアルを写真に残し楽しんでいる

•冒険と贅沢を掛け合わせる体験として「リュクスペディション(luxpedition)」がグランピングに続こうとしている。例えば、中東をラクダで移動する旅の途中でオアシスの木陰で好みのクラフトビールを冷えたグラスで楽しむといったように、スリルとラグジュアリーの両方を叶えるユニークなプランが人気となっている

•対して、キャンプの原点に立ち返る野性的・サバイバル的な自然そのものを楽しむ
「ワイルドキャンプ」も注目を集める

•H.I.S.ホテルホールディングスが運営する「変なホテル」が続々とオープンしている。フロントの業務を恐竜や女性ロボットに任せる等エンターテイメント化された「変」なサービスが人気となっている


を追求する体験やサービスが増えていくと考えられる

 

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