a-32 : イマーシブ技術

イマーシブ技術とは?

イマーシブ技術とは、VR・AR・MRや360度映像、触覚フィードバックなど、五感を通じて現実のように感じさせる仮想環境・体験を提供する技術のこと。

イマーシブ技術を用いることで、従来は不可能だった体験や、危険・高コストな状況のシミュレーションが実現し、リアル空間での体験価値を追及したサービスの提供が可能となる。エンターテインメント、教育、医療など幅広い分野での応用が期待される。

予想される未来社会の変化

  1. 専門的な知識がなくてもVR、AR、MRを導入できる、ノーコードの作成サービスが普及し、イマーシブ技術の市場規模が急速に拡大する
  2. 全感覚を刺激する没入型体験により、エンターテインメントや芸術表現が革新され、新たな文化・芸術形態が確立する

トレンド

オズライフ(Ozlife)

出典:PR TIMES『新感覚イマーシブ体験!ミニチュア世界に入り込み事件の謎を解くオンライン型イマーシブ体験「オズライフ」をリリース』

オズライフはミニチュア世界に入り込み事件の謎を解く新感覚のオンライン型イマーシブ体験「オズライフ(Ozlife)」のサービス提供を開始。

新たなイマーシブ体験としてオンラインとリアルを融合し、自宅のパソコンからアバターロボットに接続して、実際の現実の空間に存在するミニチュア世界に入り込むことで、今までにない没入感を体感することが可能。デジタル空間のメタバースやゲームなどとは違った不思議な感覚が楽しめる。

オズライフの1回の公演は、約120分であり、公演タイトルは「青いダイヤモンド」で、19世紀末のロンドンを舞台とした謎解きストーリー。絵画や彫刻などの美術品のコレクターとして有名な貴族の「ファーガソン」が主催するクラブ(社交界)で起こる事件の犯人を、屋敷を探索し、証言を聞き、情報を集めて見つけ出す。


VRで宇宙旅行が体験できるイマーシブエンターテインメント施設

出典:PR TIMES『今秋、東京ドームシティ「黄色いビル」6階を改修しフリーローミングVRで宇宙旅行が体験できるスペースエンターテインメントと教育交流拠点を備えた宇宙関連施設のオープンが決定!』

株式会社東京ドームは、2024年秋に東京ドームシティの「黄色いビル」6階に新しい宇宙テーマ施設をオープンする計画を発表した。約2,600㎡の空間を全面改修し、宇宙旅行体験や教育、交流の場として機能する予定である。

この新施設は、最新のデジタル技術を駆使して宇宙をより身近に感じられるコンテンツを提供する。主な特徴として、フリーローミングVRによる未来の宇宙旅行体験、イマーシブ映像を用いた星空カフェラウンジ、定期的に展示が更新される企画展示室などが挙げられる。

空間VRを活用した「イマーシブコマース」の実証

出典:PR TIMES『空間VRで観光イマーシブコマースの可能性を実証。東京丸の内での、三菱地所とJTB、自治体連携観光プロモーションプロジェクトで十勝・浦幌町の旅行サイトアクセス数が4.4倍に向上。』

フォレストデジタルは三菱地所、Tokyo Marunouchi Innovation Platform(TMIP)、JTB、北海道十勝郡浦幌町と共に、東京・丸の内にいながら空間型VRで十勝・浦幌町の魅力を伝えるイベント「十勝に行こう!『なつかしさと新しさが混じりあう』浦幌町から十勝の魅力をお届け。」を開催した。

本イベントでは、今後新たなマーケティングツールとして注目されている没入体験が購買行動に与える影響およびイマーシブコマースの可能性を探る実証実験を兼ねて実施した。

その結果、フォレストデジタルの空間型VRサービス「uralaa(うらら)」の有無によって来場者数は2.4倍、滞在時間は1.7倍、チラシ配布数は3.1倍、旅行相談件数は4.0倍、チラシ経由でのサイトアクセス数は4.4倍とマーケティング施策として有効な結果が確認できた。

 

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