ビジネスプロセスペディアとは

ビジネスアイデアからビジネスモデルへの詳細化をサポートするツール

ビジネスプロセスペディアは、事業アイデアのビジネスモデル検討や、自社ビジネスの強みや課題を整理するために必要な要素を、7つのカテゴリで整理してカード化したデータツールです。

図:ステークホルダー、機能・拠点アセットを整理した図

多くの方がビジネスアイデアから事業プランに至るプロセスで苦労しています。一般的なデザイン思考の方法論は顧客価値にフォーカスしているものが多く、7つのカテゴリ内での価値ポイントや必要なアセット、その組み合わせを検討する方法論が不足している課題がありました。ビジネスプロセスペディアは、これまでの新規事業コンサルティングの知見を活かし、汎用的に使えるデータツール・方法論として開発しました。

ビジネスプロセスペディアでできること

a. 新規事業アイデアの深化・ビジネスモデルの詳細検討

提供価値やコンセプトのアイデアを、顧客・ステークホルダーとの関係性や提供価値・必要な機能を整理しながら、ビジネスモデルへと具体化します。バリューチェーンやマネタイズモデル、フィジビリティを検討し、実現可能性の高いビジネスモデルを構築します。従来のビジネスモデルキャンバスでは、内容を埋めることが目的化しがちでしたが、ビジネスプロセスペディアは解像度の高い議論を可能にします。

図:バリューチェーン・プロセス、マネタイズモデルを整理した図


b. 自社のアセット分析・バリューチェーン分析

既存事業のバリューチェーンを分析し、取り組みやアセットを整理することで、自社のポジションを明確にします。他社との関係性も可視化し、今後の戦略におけるアライアンス検討にも役立てます。

ビジネスプロセスペディアの7つのカテゴリ

A:ステークホルダー 9項目

企業の活動に関わる関係者

B:機能アセット 37項目

企業が事業プロセスを実現するために必要な機能

C:拠点アセット 33項目

企業が事業プロセスを実現するために必要な場・拠点

D:価値アセット 38項目

企業の事業プロセス以外での価値

E:バリューチェーン・プロセス 32項目

企業が事業を遂行するための主要なプロセス

F:マネタイズモデル 25項目

企業が収益を得るための方法

G:ファイナンス 8項目

企業が資金を調達するための手段

活用例:ビジネスモデル詳細検討ワークショップ

カードを活用した5~7時間のワークショップで、ビジネスアイデアを明確化し、詳細なビジネスモデルへと具体化することができます。

Step1:ビジネスモデル図作成

顧客・ステークホルダー、必要な機能、提供価値を洗い出し、関係性を可視化します。その過程で、検討対象のアイデアのほかにも、新たなビジネスモデルの芽を見つけることができます。(所要時間:1.5~2時間)

Step2:バリューチェーン図・マネタイズモデル図整理

Step1で作成したビジネス構造図から、バリューチェーンを整理します。収益化方法や実現可能性フィジビリティについて議論します。ビジネスモデルの全体像を明確にし、具体的な戦略の議論へと繋げます。(所要時間:1.5~2時間)