近未来研究会 第3回フォーラム「出る杭は打たずに育てる ~理想の近未来を創造する学び~」

2018年9月19日、D4DR代表の藤元が企画・運営に関わっている近未来研究会が企画した第3回目のセミナー「高校生と“変人”をつなぐ近未来ハイスクールとは?」が毎日メディアカフェで開催されました。本セミナーのメインスピーカーは株式会社opnlab代表取締役で自称「変人コレクター」の小林利恵子さんです。

 
画像: 小林利恵子:株式会社opnlab代表取締役 2006年ベンチャーのWeb制作会社に入社し、広報部門を立ち上げる。2010年に独立、「学びの場」を中心に、企業の魅力を引き出し、ビジネスパーソンの仕事を豊かにしていくopnlabを設立。

小林利恵子:株式会社opnlab代表取締役
2006年ベンチャーのWeb制作会社に入社し、広報部門を立ち上げる。2010年に独立、「学びの場」を中心に、企業の魅力を引き出し、ビジネスパーソンの仕事を豊かにしていくopnlabを設立。

 高校生と変人をつなぐ、「近未来ハイスクール」の活動について小林さんに語っていただきました。

変人の共通点とは?

 変人とは変わり続ける、変革を起こす人、真摯な野心をいだいている人と小林さんは語ります。変人の代表例として、アクティブラーニングの先駆者的な存在である国立高校生物教師や、インスタグラムで歌を歌っている動画がイギリスのプロデューサーの目に留まり、海外でライブをすることになったサラリーマンなど、様々な人が紹介されました。小林さんが変人認定した方は、キャリアも職業もばらばらですが、全員わくわくしながら生きていて、出る杭をだし続けている点で共通しているといいます。

近未来ハイスクールでは「出る杭」を育てる

 小林さんは近未来ハイスクールを、「出る杭」を育てる活動と表現しています。この近未来ハイスクールでは、1~2人の先生役の“変人”が高校生のグループに入り込み、高校生と一緒に課題に取り組むそうです。楽しく話をする変人たちを見て、参加の高校生の中には今まで感じていた労働のネガティブなイメージ(ブラックや過労死など)がポジティブなものに変わっていく子もいます。近未来ハイスクールで変人と関わるうちに視野が広くなり、不安が期待に変わった生徒もいるようです。実際に進路を変えた高校生や、起業を目指す高専生など、思っていた以上に、はやいペースで効果が現れてきているようです。今後は変人データベースを開設し、いつでもどこでも変人と出会える、学びのサードプレイスを作っていきたいと小林さんは語りました。

画像: プレゼンの様子

プレゼンの様子

時代の変化が激しい現代での学び

 小林さんのプレゼンの後は、パネルディスカッションが行われました。自分で考える力を身に着けることや、SNSやブログなどインターネットを使って最先端で活躍している大人を見つけて、生きた情報を集めることが重要など、現代における学びについて議論されました。

 変化が激しく、将来の見通しがたちにくい現代において、自身で学び、考えて、楽しみながら人生を送ることが重要です。そのためには様々な人と出会い、視野を拡げることが必要になるでしょう。近未来ハイスクールでは、高校生と変人をつなぎ、将来につながる行動変容のきっかけを提供しています。いつでもどこでも様々な人とつながれる現代では、充実した人生を歩むきっかけが、そこら中に存在しています。多くの人と出会い、様々な視点から考え、自身で理想の近未来を創造していく姿勢が、今後の人生を充実させていくでしょう。

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D4DRの広報PR担当です。webやソーシャルメディアを通じて、ITビジネス、デジタルマーケティング、各種データ分析、CRM、ソーシャルメディア分析などの消費者インサイト発見に関する情報を発信しています。

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