【イベント報告】中小企業のためのVISIONーDESIGNによる事業創造手法(D4DR☓大広MIRAST)
株式会社大広は、2017年から未来情報を活用した事業創造支援を行う「TEAM MIRAST」を立ち上げ、事業会社へのサービス提供を行っています。
D4DRでも、新規事業イノベーションや未来シナリオ、新商品・サービスの創発、開発をお手伝いする「超長期戦略共創プログラム」において、シンクタンク「Future Perspective Research Center(略称:FPRC)」に蓄積したナレッジを活用し事業支援を行ってきました。
株式会社大広は、さらに事業の強みと掛け合わせたプロトタイピングの場を提供する基盤も持っており、事業の実効性をアジャイルに検証していくことが可能です。
D4DRの「超長期戦略共創プログラム」と株式会社大広の「MIRAST」は、両者の強みを生かした業務連携を通じて、より事業創造でお悩みの事業者様の課題解決につながるアプローチを模索して参ります。
今回はパートナーである大広MIRASTのイベント
中小企業のためのVISION DESIGNによる「事業創造」手法 ー柔軟な事業発想力を組織にインストールするには!?ー
に藤元が登壇いたしました。その発表内容をお伝えします。
VISION DESIGNの構築を支援する「シンクタンクFPRC」と「超長期戦略共創プログラム」のご紹介
藤元からは、D4DRのシンクタンクFPRCと超長期戦略共創プログラムについてのご紹介と、実際にプログラムを活用した企業のケーススタディについて発表をいたしました。
ケーススタディにつきましては、実際のクライアント様インタビューのコンテンツに詳細がありますので、そちらをご参照ください。
超長期戦略・新規事業開発に必要な5つのキーワード
藤元からは、超長期戦略・新規事業に必要な5つのキーワードについて、まずご説明いたしました。
今回のセミナーのテーマでもある「VISION DESIGN」もキーワードの一つであり、ありたい未来・ありたい姿を自分ごと化しておくことが非常に重要です。ありたい未来に向けた強い想い・熱い想いを持っておけば、プロジェクトの推進力も飛躍的に高まることでしょう。
そして「プロトタイピング」もVUCA時代のビジネスにおいて新規事業の企画・開発を行う際に、有効な手法です。大広MIRASTの持つプロトタイプの場を活用し、そこで得た経験やフィードバックを分析・反映していくことで、ビジネスをブラッシュアップしていくことが可能となります。
「VISION DESIGN」の構築に使える!D4DRのナレッジ「未来コンセプトペディア」
自分の考える「自分の・自社の・社会の」ありたい未来をデザインする際に、D4DRのナレッジ「未来コンセプトペディア」は非常に有効です。
「未来コンセプトペディア」は、未来を構成する様々な技術や事象等のファクター(因子)群を、「技術変化」「事象・起こること」「社会・産業で起こること」「ライフスタイル・価値観」の4つのカテゴリーに体系的に整理したものです。
ありたい未来の方向性を策定する際に、スキャニングマテリアルとして活用することもできます。
未来コンセプトペディアを活用した「未来創発ワークショップ」
未来コンセプトペディアを活用し、事業アイディアやサービスアイディアを導出する「未来創発ワークショップ」サービスも提供しています。
このワークショップにご参加いただくことで、アジャイルに自分の未来のありたい姿「VISION DESIGN」を構築することが可能になっています。
このワークショップを経験すると、参加者が自分の関心ごとの把握でき頭の中が整理できたり、すでに考えられたビジネスアイディアをさらに多面的にブラッシュアップできたり、ビジョンやコンセプトドリブンで担当者間の共通言語化が図れるなど、様々な効果が期待できます。
実際に、教育の現場でも(中学校の社会の時間)活用されており、中学生がこのようなアウトプットを作成しています。
10年で市場は変わる! だから今から、未来の会社のありたい姿をVISIONーDESIGNしましょう
最近日本市場にドラスティックな変化をもたらしたファクターといえば、Appleのスマートフォン「iPhone」です。iPhoneのここまでのヒットは、通信事業会社ですら予想していなかった変化です。
iPhoneは2007年に発表されますが、日本においてはまだまだフィーチャーフォン(ガラケー)が主流であり、2009年においては「着うた」ビジネスは全盛期でした。しかしその後急速にiPhoneがシェアを拡大し、2016年には着うたは配信終了、2017年にドコモのiモードも対応機種の出荷を終了するなど、10年で市場は一変してしまいました。
このようなドラスティックな市場の変化が、VUCA時代ではますます加速することでしょう。
だからこそ、超長期視点からの会社のありたい姿をVISION DESIGNすることが必要なのです。
D4DRのナレッジを活用して、自社のありたい姿を構築し、そこからバックキャスティングで戦略を構築、そしてプロトタイピングの手法で課題の発見と改善を繰り返していきましょう。
お問い合わせお待ちしています。
Yoshida
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