d-20 : マインドフルネスの重視

マインドフルネスの重視とは?

マインドフルネスとは、現在の瞬間に意図的に注意を向け、判断を加えずに受容的に気づきを向ける心の状態や、そのための実践のことを指す。メンタルヘルスへの関心の高まりや、デジタル技術による注意力・集中力の低下への反動などを背景に、生活に取り入れる人が増える。

今後、AIやロボットにより多くの領域が自動化される中で、人間ならではの創造性や感情知能を高めるツールとしてもさらに重視されるだろう。

予想される未来社会の変化

  1. 「常時接続」からの意図的な離脱やデジタルデトックスが一般化し、内省や静寂の時間を確保することが生活習慣として定着する
  2. 瞑想からマインドフルネスが生まれたことを背景に、東洋医学や東洋の思想が注目を浴びるようになる 例:シャーマニズム、茶の湯、アーユルヴェーダ、漢方など
  3. 旧来からの身体技法を介したアプローチだけでなく、デバイスを利用しマインドフルネスな状態に誘導し、その内容を管理するサービスが登場する

トレンド

アウェアファイ

出典:PR TIMES『AI メンタルパートナー 「アウェアファイ」 、心の悩みにあった解決策を提案する AIレコメンド機能をリリース』

AwarefyはAIメンタルパートナー「アウェアファイ」のアプリを運営している。

マインドフルネス瞑想に取り組める音声ガイドや心の課題別の学習コース、ストレス対処の行動手法(コーピングリスト)など、メンタルヘルスに必要なコンテンツを300種以上取り揃えており、これらの豊富なコンテンツを、ユーザーの心の状態や悩みに応じて適切におすすめされる「AIレコメンド」機能を追加した。

本レコメンドの推薦データベース(心の悩み毎に対応した解決策DB)は、アウェアファイ専門の心理チームが独自設計、開発を行っている。

Upmindのビジネスパーソン・リーダー向けの”心を整える”瞑想プログラム

出典:PR TIMES「Upmindが、ビジネスパーソン・リーダー向けの”心を整える”瞑想プログラムを開発。ストレス負荷の高い環境でも、長期的により活躍できる人材へ」

メンタル不調のない健常な労働者150名を対象に、Upmindが東京大学滝沢龍研究室と実施した研究では、マインドフルネス瞑想の習慣化による生産性・感情コントロール力の向上、1回の実施前後での有意なリラクゼーションの効果、を確認した。マインドフルネス瞑想の実践・習慣化が、ストレス負荷の高い環境下でも長期的に活躍を続けたいビジネスパーソン・リーダーにとって非常に重要なスキルとなっていることが示された。

これを受けて、ビジネスパーソン・リーダー向けの”心を整える”瞑想プログラムを開発。ビジネスにおいてストレス負荷の高い重要な局面でも簡易に”心を整える”、また個人だけでなくチームとして”心を整える”・心理的安全性を高めて、局面を乗り越えることが意識されている。全てのコンテンツを2分、5分、10分で時間に合わせて実践することができ、プレゼン前に緊張を鎮めるなど簡易的な使い方も可能。

マインドフルネス瞑想によってストレスと上手く付き合い、仕事において燃え尽き症候群となってしまうことを防ぐことで、長期的に活躍できるよう仕事と向き合っていくことをサポートしている。

The SPA

出典:PR TIMES『5月病を予防しオリーブで心と体をフラットな状態に!オリーブリトリートスパ「The SPA」がオリーブアロマルームスプレーを先着5名様にプレゼント』

香川県の小豆島でオリーブの栽培・研究開発・製造・販売を手掛ける小豆島ヘルシーランドはオリーブリトリートスパ「The SPA」を運営している。

「The SPA」は「樹齢千年のオリーヴ大樹」をシンボルツリーに、”千年生きるオリーブのすごい力を取り入れる”をコンセプトとした、宿泊・滞在型のウェルネス施設「千年オリーブテラス for your wellness」内にある。また、「The SPA」にはメディテーションルームを併設し、シンボルツリーである「樹齢千年のオリーヴ大樹」から採取した生体電位を音に変換した音楽で、心と体をフラットな状態に戻してから、自社栽培の小豆島産美容オリーブオイルを贅沢に使用して、オールハンドによるオリーブトリートメントを行っている。


・マインドフルネスは瞑想に近いものだが、マインドフルネスにはたくさんの類義語があり、「自覚」「気づき」「集中」「覚醒」などと言い換えることができる
反対語に、「注意散漫」「ぼんやり」「集中力欠如」などがある

・マインドフルネスは行為を指して使われることもあれば、精神状態を指す場合もある

・マインドフルネスの手法として、呼吸法を意識し、長い間マインドフルネスで いられる状態を作り、自分の周りで起こっていることに意識を完全に集中させる方法があるとされる

・マインドフルネスの定義として重要な要素には、以下が挙げられる

– 常に新しいカテゴリを創造する
– 新たな情報を積極的に受け入れ、物事を様々な視点からとらえる
– 結果よりも過程を重視する
– すべての経験に焦点を合わせ、より意識的になること

・Google、Facebook、Yahoo等のIT企業が、研修としてマインドフルネス瞑想を取り入れている

・マインドフルネスは、ストレスを解消したり、不安・恐怖などの感情の調整力を向上させる効果があるとされてる
新型コロナウイルスの拡大による生活の変化がもたらす心理的不安の解消にも、マインドフルネスは効果的であるとされている

出典:あらたまこころのクリニック

 

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